Mayaは難しい?

現在は実装真っ最中なので、実装過程をみて難しいと判断されるのは残念ですよね。実装者本人が今何をもって実装方法を変えていってるかの過程が手に取るようにみえるというのはそれだけでも価値があるとは思うのだが。(そういう意味でリアルタイムでドン引きセミナー実施中って感じ?)

最終的に難しいといわれる可能性があるとすれば、結局は「Mayaをつかうとデザイナーとプログラマーは分業できるんですか?」なんていうことがいわれるようになったときでしょうね。ツールができるとそれで何でも解決すると思っている人たちがいっぱいいるから「使ってみたけどうまく分業できないよ」っていう話になるような。

前も書いたけど「Seasar」に対する「くーす」のように、「Maya」に対する制作方法論が語られるといいかもしれないかなと(「Maya時代のプレゼンテーション層制作フロー」みたいな)。Mayaはビジネス向けだけでなくて、コンシューマー向けのページ作成でも投入できる考え方でできているので、そういうものが確立されるとつよいと思う。

結局、プログラマーとデザイナーが知恵を出し合ってメンテナンスしやすいページというのはどういうものかというのをもっと密着度をまして話し合っとく必要があるんでしょうね。最初にその土台がでていれば、id属性を双方が使いたい意味でつかうという分業ができるようになるんではないかと。

よく「id属性はJavaScriptCSSの指定でも使うのでテンプレートエンジン側とバッティングする」という議論を聞くが、そのid付けをした部分の文書構造的意味がきちんと整理できていれば、そこはこういう意味でこのスタイルをつけるし、プログラム側でもこの意味のデータを引っ張ってきてリアルデータに置き換えるということができると思う。

出来上がったHTMLページをどのように動的に処理するか?という前に、表示すべきデータは何で、それぞれはどのように整理されて、どのようにレイアウトすべきか?をデザイナーとプログラマーとの共通の出発点として始めれないものだろうか。で、整理された結果をデザイナーはHTML化するし、プログラマーDTO化する。テンプレートエンジンはそれを関連付けると。少なくともプログラマーサイドがかかわりだすタイミングが遅すぎる気はする。もっと前段階からからんでないと、動的表示に向いてないレイアウトになっていて、泣きをみて、やっぱりこんなもんかというあきらめにつながってないかなと。

あまりにも理想論で、うまくまとまってないけど、とりあえず今の気分を書いておこう。文字に落とすだけでも考えが進んでいくということをブログを書き始めて学んだので。