結局後半ななめ読み・・・

アジャイルソフトウェア開発の奥義

アジャイルソフトウェア開発の奥義

面白いし、ためになる本である。後半の給与システムをつかった例はじっくり読む気力がなかったので、また時間ができたら後半じっくり読もう。

この本だが、「マネージャーの人が読んで現場に持ち込む系の本かな?」と思っていたが、まったく違って現場向けの本である。もともと「アジャイル」プロセスは現場の人がどのようにやっていくかという指針であるはずなので当たり前といえば当たり前だが。(ボーリングスコアの部分はすこぶる面白い)

今までデザインパターンの本がいくつかでているが一番実感できる本じゃないかな?順番として結城さんの本を読んで、これを次に読むのがいいかと。(GoF本はバイブル的ではあるけど、読みにくいんだよな・・・)

ただし、この本1つ落とし穴がある。序文あたりで書いてあるが、本の成り立ちが少しイビツなので、サンプルコードがC++Javaが混じってる。(ほんとに章ごとにころころ変わる)

全編とおしてJavaだったらありがったな。途中、C++としてのテクニックが書いてある部分とかがあり、ちょっとなと思うところはある。(多重継承を使った例っていわれても・・・)

その点を除けはほんとに良書です。会社で回覧することにしよう。