Spring本
Java・J2EE・オープンソース Spring入門 ~より良いWebアプリケーションの設計と実装
- 作者: 長谷川裕一,伊藤清人,岩永寿来,大野渉,(株)豆蔵
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2005/04/16
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (46件) を見る
Springをほかのものと組み合わせずにSpringMVCまで説明しきってるので全体像をつかむにはもってこいな本ではないかな。Springの説明って、すぐにほかのものとの連携に話が移っちゃうのでそれ自身の良さってのが伝わってこないのが多いんだよな。(JAVA PRESS vol.41の特集がそんな感じ)
SpringMVCまで説明した後に定番のStrutsやHibernate、iBATISとの連携にも言及しているので、Springを中心にした世界は理解できます。
この本、2004年に出版する予定だったのかな?と読み取れる部分が所々にありますね。やっぱ出版ってなかなか予定通りにはいかないんですね。あと、DIコンテナの一覧でSeasarの備考が「国産のアプリケーションサーバ」ってなってますね。アプリケーションサーバとして登場したSeasarが既にそうでなくなっているというのは意外と認知されてないのかな?(以前IT Proでもそうかかれていたような)
この本で一番しっかりチェックしようとしているのが、SpringJDBC抽象フレームワーク(おそらくJava使いな方々はHibernateをつかわれるのでこの部分はつかわれないんでしょうけど)。これ、Mapleにもってきます(前もいってたよな・・・)。できるだけ早く持ってきたいと思います。私にとって、SQLを一切書かなくてもいいO/Rマッパーより、SQLとコールバックを書けばいいだけのこの抽象フレームワークの方があってるなと。
けど、SpringのAOP周りはわかりにくいっすね・・・それに比べるとSeasar2のわかりやすいこと。Seasar本の早くの完成をお待ちしております。(もちろんくーす本も)