それでもJavaに憧れる

・・・というわけではないのです。私が中心に考えているのは方法論です。

フレームワークなんてのは基本的にツールでしかなくて、フレームワークだけを語ってしまうとそれは開発者の効率化や制約といった話だけになってしまう。PHPはまだフレームワークをつかうかどうかという議論で盛り上がってますが、その先ってのを考えないといけないと思っています。

オブジェクト指向と同じで、フレームワークを使うと効率があがってなどというのはあっというまにお題目になります。それを使っていても全く改善されないので使う意味ないよなんてのが数ヶ月先に叫ばれ始めるのは目に見えてます。

われわれ開発者は自分の自己満足のために仕事をしているわけではなくて、費用をはらってくれているお客さんが満足するものを提供できるかという点が重要で、カットオーバーの段階で満足してもらえても、それのリニューアルや機能追加をしたいという局面に立ったときに如何に柔軟に対応できるかってのが重要なわけです。(リリースしっぱなしなんていう案件はあまりみかけないんじゃないかな)

PHPDIContainerAOPが必要かどうかということだけではなしてしまうとそうでない組み方はあると思います。しかし、変更に柔軟に対応できるものをということになったときにはそれ相応の仕組みが必要だなと思っています。

某巨大掲示板でも「フレームワークを使うぐらいならJavaをつかう」というのがよく出てきますが、そうはできない局面もあるのです。また、小規模なものにフレームワークを使うなんてという話もよく出ます。しかし、最初小規模だったものが機能追加を繰り返して規模が大きくなっていくものを嫌になるほど見てきているわけです。

ならば、変更に柔軟に対応できるものにしておこうよ、ただし最初は必要なものだけでできる限りシンプルなものとして準備できたらいいよね、というのがMapleの目指しているところです。

・・・といってもMapleがのっかろうとしている方法論に関して語ってないので説得力がないかな。Goyaが目指すものと同じものを見ているつもりなので、そのあたりをいっしょにみていただけるといいかなと思います。

なにごともSimpleがいいなと思います。うだうだ書きましたがそんな感じです。