すなあそび

今回は今までのイベントと違ってsandboxプロジェクトにスポットをあてて、8個(+Seasar2 4.0)を次々と紹介するという形で行われた。
コミッター自身が必要だから作ったというものたちなので、なかなか面白いものばかり。S2PHP5およびS2.NETが今までJavaのみだったSeasarに新風を吹き込むべく登場し、Kvasir/Sora3という少しでも早く完成系が見てみたいCMSが登場したり、Mayaの発表ではまさたかさんがきちんと時間通りにおさまってみたり。

sandboxではないがS2 4.0の発表もものすごく興味深かった。Mapleに取り込むという視点で見た場合、コンポーネントの登録側はちょっと取り込めないかもしれないが、コンポーネントのインジェクション側を設定ファイルレスにするのはありかなと。これはちょっと考えて見ます。

懇親会(1次会)では、PHP組が集まっての議論を行いました。kloveさんのS2PHP5を如何にして世に出していくか?PHP界の現状を考えると、オブジェクト指向での制作ですらハードルであり、その先にフレームワークがあり、さらにその先にDIがある。また、PHP4からPHP5へのアップってのはなかなか思うように進めていない現状でS2PHP5は超えないといけない壁やパラダイムチェンジがたくさんあると。

PHP組の戦略としては、kvasir/Sora3のようにユーザにとっては管理しやすく、開発者にとってはプラグイン開発がやりやすいCMSを作り上げてしまって、それのコアにS2PHP5が使われているよというような見せ方の方が効果的ではないかというようなものがでたり、はぶさんからPHPユーザがなかなかPHP5にこれないという状況ならば、Seasar PHP組(名前を考えないといけないですね・・・)がつっぱしって、S2PHP5を使った世界はこんなにすばらしいものだと、これを体験するためにPHP5へ来い!くらいの勢いでやれるといいねーというお話をいただいたり。

PHPに対してという戦略では出来上がったアプリケーションをみせるという戦略と技術としての先進性をみせるという両面作戦というのはいいなーと思います。いろいろ具体策もその場でははなされましたが、それは追々いろいろな場で発表していきたいと思います。

で、昨日以前の日記に書いたサプライズはid:unoさんの合流です。これはありがたい。私はぽっとでの人なので、まだまだPHPのコミュニティーへのパイプが太いわけではないので、unoさんの合流によりPHPコミュニティーへのパイプは確保したなーという感じです。また、たかはしさんもご協力いただけるということで心強いです。Java/Ruby/PHPという言語を超えたいろいろな知恵とニーズを検討しつつ、それをどのように解決するのが一番いいかという議論する土壌はできたなーと。そして、上記の戦略を踏まえつつ、いかにPHP組に人を引き入れていくか?ということをこれから数ヶ月いろいろイベントがありますので、そこで実践していきたいと思います。

サプライズその2!!8月に大阪でSeasarのイベントがおそらく開かれます。で、このイベントはPHP組としていろいろなことをしたいと思っています。詳しいことが決まり次第、告知があると思いますので、お見逃しなく!

2次会以降、ひがさんとはぶさんの普段のやりとりはこうなんだろうなーというのが垣間見れたり、Seasar4ではなくて、S2 4.0にするけどいい?という多数決に参加できたり、ひがさん×たかはしさん×こういちさん×まこたんの設計まわりの議論にくわわれたりとなかなか充実したイベントでした(で、終わったら5時)。

3次会でひがさんとはぶさんからPHP組のしきりはだれよ、あなたでしょ!というのでご指名をいただいたので、PL(なんですかね?)として積極的に動いていきたいと思います。まずはunoさん、あの方向への動きを進めたいと思いますので、いっしょにいろいろ動きましょう。8月もしくは10月のイベントでは成果をしめしたいなと。

Seasarのイベントのいいところは単なる理想論ではないってことかな。現場でどのようにつかうかとか、実際にどのような形でやっていくのがいいのかとか地に足がついたすすめ方ってのが実感できるので、本当に得るものが多い。さてさて加速度つけてがんがん前に進んでいきますよー。