さてその上で

Mapleはどうなろうとしているかというと、本家のPEARのライブラリや各地にたてられるPEAR Channelで配布されるライブラリやコンポーネントをつなぎ合わせて何かを作っていくという接着剤のようなフレームワークになれないかなと思っています。DIContainerをベースにしたフレームワークという利点を最大限に生かしていきたいなと。

Mapleはもともと「フレームワークフレームワーク」というのが目標で、開発者が必要に応じて自由自在に組み立てなおせるフレームワークというのになればいいなと思っています。そうなることにより必要な機能をコンポーネントとしてつくって、それをつかってMapleを拡張して「俺様Maple」をガンガンつくっていってもらえればいいです。もちろんまずは使ってもらわないとはじまらないので、標準Mapleを使えばかるーいサイトならそれだけでさくっとつくれるねってもの(フルスタックな感じ)にはしていきます。

また、どうせコンポーネントをつくるなら、Maple専用になにかコンポーネントをつくるというよりも、ActiveGatewayのようにそれ単体でつかえるようにしたものをMapleからもつかうし、Ethnaからもつかってもらうみたいなのがいいですよね。

で、その拡張のためのコンポーネントを気軽にPEAR Channelで公開してもらって、それをみんなで使い倒していくってのがいいんでないかな。結局みんな必要としている機能というのは似通っていて、それをみんながそれぞれの時間をつかって同じものをつくっていくってのはバカらしいので、自分がつくったものを提供し、他の人がつくったものを使わせてもらうっていう流れをつくってそれぞれの人の時間を有効活用しようよってのがいいんじゃないでしょうか。

PHPフレームワークって必要?という議論がkwatchさんからでてましたが、こういう文化を生み出していくという意味で必要なんでは?という風にいいきれるような状況にもっていければなと思っています。