IdCon#3に参加してきました

設計勉強会も申し込んでいたんですが、IdConは第2回の時に「次も絶対行くぞ!」と誓っていたので設計勉強会を泣く泣くキャンセルして参加。結果としては「やっぱIdConは面白い!」ですね。

今回は幹事の檀上さんの会社(ソフリットさん)の大会議室で行われました。ほんと良い大会議室でしたね。20名くらいの人が6畳2間にすわってプロジェクターをみるってのは最近お気に入りの旅館Hackathon的なのりでとても楽しかった。しかも内容が濃い!

CatalystOpenID対応するには
開始予定の19時にはまだ全員集まってなかったので時間つなぎという名目で壇上さんが発表されました。Catalystのコードってちゃんと見た事がなかったので、へーこんな風に書くんだというのだけでも参考になりました。やっぱフレームワークは偉大ですねぇ。OpenIDの面倒な処理をさくっとかけてしまうってのはやっぱり必要性を感じますね。やっぱPerlをもう一回ちゃんとやり直すかなぁ。楽しそうだなぁ。
RP の苦悩
中谷さんによる発表。中谷さんが作ってらっしゃるiVocaOpenID対応してみましたが、つ、つ、つらかったのよ・・・というお話。おめーら風呂敷広げるだけじゃなくて、サービス提供者やエンドユーザへのメリットをちゃんと考えろよ!という発表でしたね。OP(OpenID Provider)が増えてきて、どこのユーザでも使えますよといっても、どこのユーザでもない人にとっては、まずOpenIDってなに?ってなるし、どこのOPでもかまいませんよといわれてもどうしたらいいのかわからないし・・・そういう意味で言えばmixiさんのような差別化はやっぱりありですね。マイミク認証/コミュニティー認証があるってのはやっぱサービス提供者やエンドユーザにはメリットになると思うし。
Introduction to Email Address to URL Transform
ZIGOROuさんによる発表。emailをつかって認証しちゃえ!というものですね。仕組み的には凄く面白いけど・・・という感じのものでした。うまく化けてくれるといいんですが、ちょっといろいろとほころびがありそうですね。それにしてもZIGOROuさんはいろいろと追いかけてるなぁ。参考になります。
RP on Rails
ブログやWeb連載をいろいろと参考にさせてもらっているmachuさんの発表。Railsだとこんなに簡単にOpenID対応できるよというもの。壇上さんがCatalystのやり方を最初に発表いただいたのでそれとの対比ができたのがよかったです。こちらもフレームワークの利点が炸裂ですね。ほんとめちゃめちゃ楽にできる。まぁ、中谷さんが言われていたようにサービスレベルまでもっていくともっと苦悩がでてくるんだと思いますが気軽に対応できるというのはいいですね。発表のなかでmixiさんのマイミク認証に対する議論がいろいろでてましたが、会場の空気的にはいろいろあるけど面白い試みなのでがんばってほしいねという感じ。実装をがんがん見せといて、規格はあとからついてくるんだよというドライブはたしかに楽しいですね。
OAuth Extensions
lyokatoさんによる発表。発表が進むにつれて会場の空気としては「OAuthはカオスだ・・・」という感じに。OpenIDもどんどん拡張はされてるんでしょうけど、現時点のOAuthのカオスっぷりは凄い感じがする。このあたりはRESTful勉強会(仮)の方でも議論したいなぁ。lyokatoさんにもお声がけをさせてもらおう。OAuthとOpenIDの連携部分が実は一番聞きたかったんですが、そこは割愛されていたのでちょっと残念。
懇親会
勉強会本体が終わった後、そのまま大会議室で懇親会開始。各自コンビニで好きな飲み物+食い物をかってきて好き勝手に飲みながら議論をするという形。もう完全に旅館Hackathon後のまったりな雰囲気そのものでしたね。いや、ぜんぜんまったりはしてなかったか。このコミュニティーから何かを生み出そうよ!という熱気があるんですよね、IdConって。それがたまらなくおもしろい。

参加する前は朝までコースを覚悟してたんですが、23時30分くらいに帰る人たちがでたので、それにのっかって帰りました(おかげで今日はすこぶる元気)。

ほんとIdConは面白いです。ここから何かが生まれる気が本気でします。そこに立ち会えているのが本当にたのしい。もっともっと勉強して自分もそれに加わる事ができるようにしたいなと思います。

最後に今回会場提供&幹事をされた壇上さん、本当にお疲れ様&ありがとうございました!

追記
内容はustされていたんですが、その内容は後々ニコ動にあがるみたいですよ。参加出来なかった方はそちらもお楽しみに。壇上さんがんばって!