Developer summit 2009でもう一枠話すことになりました
既にブログでも書きましたがありがたいことにデブサミ2009は参加するだけではなく話すことになったんですが、なんともう一枠話す機会を得ることになりました。
Developer Summit 2009 - Development Style(Test)
昨年の5月末から読書会をしていたメンバーで「Legacy Code」について熱く語ります。この「Legacy Code」というのは「Working Effectively with Legacy Code」という本で語られている言葉で、「昔から代々引き継がれているあのひどいコード」ということではなく、「そのコードにテストがなければ、はい、それはLegacy Codeです」という単純明快な定義です(そう、あなたが今そこで書いているコード、それもうLegacy Codeですよ)。この本はそのLegacy Codeとどうやってつきあっていくか?ということが書かれている本です。結局はなんとしてでもテストを書いていくしかないんだよということですね。
Working Effectively With Legacy Code
- 作者: Michael Feathers
- 出版社/メーカー: Prentice Hall
- 発売日: 2004/09/22
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 8人 クリック: 168回
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既に読書会の他のメンバーの方も書かれていますが、読書会本編的には12月で読む予定だった部分は読み終わりました。12月の最後の会でサプライズがあって、邦訳本の準備をされている方に参加いただけました。そこで邦訳時の訳語の選び方とか、英語がスゲー読みにくかったとか、サンプルコードに結構バグがあったとかいろいろなお話をきいて、「確かにそうだったなぁ・・・」と読書会メンバーでふりかえったりとかしてました。そして年が明けて1月に特別版としてその邦訳の査読会というのが行われて、読書会で担当した章にあわせて事前に査読して、ここはこうしたら?みたいなやりとりをやってみたりしました。
その査読会に向けてもう一度この本を読み直したんですが、やっぱこの本いい本ですよ。単なるお題目やきれい事だけではすまない現実/現場。そこに必要なモノはなんだ?ということを結構真っ向勝負で書いてる。英語が読みにくいのは筆者の熱い思いがそうさせたんだと思ってみたり、サンプルコードをみて「こりゃーねーよ」ってのは多くあったのは現場ではこりゃねーよってコードが多いってことを素直に表してるんだなぁとか(フォローしすぎか)。まぁ、そういうところは置いておいたとしても読む価値がありまくりです。しかももう少し待てばそれを日本語で読めちゃうわけです。こりゃ買うしか。
ということで、日本語訳がでるまで待てないという方のためにデブサミ2009ではその本の魅力を魅力にとりつかれたやつらが語ります。今からどういうことになるか楽しみですね。
あ、そうだ。もう1回宣伝をしておこう。デブサミ2009といえば、私が担当するもう一つのコマ「Delphi for PHPのエバンジェリストが、日本のPHPエバンジェリストと、PHPとIDEの今と未来を語る」ってのももしよろしければ併せて聞いていただければと。日本ではあまり紹介されていないちょっとかわった開発環境なので、普段とは違った切り口の話がきけるかもですよ。
で、私はといえば裏に木下さんの「アート・オブ・アジャイル デベロップメント 〜テストが駆動するビジネス価値〜」が入ってしまって涙目。発表タイトルにもなっている本が木下さん/平鍋さんの監訳で出るということで楽しみにしていたんですが、まさかかぶるとは・・・そして木下さんのブログで私の名前がでていることに2度驚くことに。いやはやほんとびっくりした。
ということで、デブサミ2009はほんと盛りだくさんですよ。すでにちらほらと満席になっているコマも出始めてますので、いくぞーという方はお早めに。